今月の営業日は、こちらから。

こぢんまり商店は、あやせのえんがわで不定期に開かれるちいさなお店です。足立区内外のおいしいモノや、共感でつながった作り手の雑貨などを販売しています。地域の品を、地域の人で。作り手、売り手、買い手の想いが循環する場です。

不動の人気「晴れの日も雨の日も」さんの焼き菓子

売り場に並ぶのは、ピカピカのお野菜であったり、ほっこり頬がゆるむ焼き菓子であったり、唯一無二のへちまタワシであったり、地球の裏側の森から届いたコーヒー豆であったり…(2023年7月現在、野菜販売は休止中です)
お店で選んで、家に持ち帰って、食べたり使ったりするたびに、作り手に思いをはせてにっこりしてしまうような品物ばかりです。

お母さんがお買い物中、お子さんが畳の小上がりで遊んでいたり、居合わせたお客さま同士の会話が生まれたり。のんびりムードな昼下がりには、足立で何かを仕掛ける人々が集い、秘密基地的な場となっていることも。

森川

元ケアマネ、こぢんまり商店 店主の ちょっと真面目なメッセージはこちらです!

私は現場の介護職として長い時間、地域を見つめてきました。介護と地域はけして分断されておらず、「暮らし」でつながっています。2016年には厚生労働省から「地域共生社会」というテーマが提案されました。制度などの垣根を越えて、「助けられる人」「助ける人」という枠を外し、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながることで、暮らしと生きがいを地域の中で作るという考え方です。

こぢんまり商店は、まさにその地域共生社会への小さなアクションであり、ローカリゼーションの草の根レベルの活動です。 足立区の素敵な作り手や、各地の尊敬できる人々から分けてもらった品々をストーリーにのせて販売しています。お客さんも時間があれば、畳ベンチに腰をかけて世間話をしていきます。昔ながらの商店を踏襲しています。

また、あやせのえんがわがある「綾瀬5丁目商店街」で販売していない品を中心に取り扱っており、高齢者の方には元気に商店街をまわって買い物をしてほしいという想いを込めています。

この懐かしくて新しい商店は、生産者と消費者の枠を超えて、作る人と買う人、お店に集まる人同士のつながりで、これからもさまざまな顔に変化していきます。あやせのえんがわ、どんなところかな?と思ったら、まずはこぢんまり商店をのぞいてみてくださいね。